Private BodyMake Gym Linkageの生井 隆之です。

先日、SAWAKI GYM主宰の「プライオメトリックス&ムーブメントスキルセミナー」に参加してきました。

プライオメトリックスとは伸張反射や反動、腱の弾性要素を用いて行われる素早くかつパワフルな動作のことで、できるだけ短時間に最大の筋力を発揮することを目的としたトレーニングです。

例えばバレーボールのジャンプ、バスケットボールやサッカーの素早い切り返し、短距離走者のスタートダッシュなどを強化することができます。

外で身体を動かすのは久しぶり。楽しかったです！たまには外でのセッションもいいなぁなんて思ってみたり・・花粉症の人は辛いですけどね。

ジャンプ・切り返し・ターンの強化に効果的なプライオメトリックスですが、実は真っ直ぐ走るランナーの方にも効果があります。

筋肉には、伸張反射と言って瞬間的に引き延ばされると、引きちぎられないように自分の意思とは関係無く収縮がかかる防衛システムが備わっています。

その効果を利用して、足裏が地面に接地している時間を極力短くすることにより筋腱の反射を利用し無駄な力を使わずに走ることができます。

ランニングの本などを見ると、足裏の接地時間を短くして接地した足は後ろに流さない、すぐにモモで引き上げるなどと書いてあったりしますがこれも伸張反射を利用した動作になりますね！

（走り方は人それぞれですので合わない方もいらっしゃると思います。試してみようという方は、十分に気を付けて行ってください）

スポーツパフォーマンスや日常生活においても効果的なプライオメトリックスによるトレーニングですが、筋腱に対して負荷がかかります。

僕自身の経験としても、脚の反発を使いすぎて痛めてしまったことがありました。

プライオメトリックストレーニング未経験の方が行う場合はケガの予防として、しっかり準備体操を行う（特に足裏やアキレス腱など）、軽めの負荷で無理をしない、回数を多くしすぎない等安全に配慮して行ってください。

運動を久しぶりにおこなう方や、筋腱の弾性が低下している年配者には負担が強くケガのリスクが高いので、知識のあるトレーナーとの同伴トレーニング以外ではオススメしません。