Private BodyMake Gym Linkageの生井 隆之です。
少しづつ暖かくなってきましたね!
この時期になると、そろそろ夏に向けて身体を絞りたい、ダイエットしたいと思う方が多いのではないでしょうか?
今回のテーマは、ダイエットはしたいけど運動はキライだし苦手という方が行うことの多い「食事制限によるダイエット」について書いてみたいと思います。
運動を継続して行うことは、面倒くさいし出来れば避けたいと思う方もいらっしゃるでしょう。
でも、面倒くさいし出来れば避けたい運動に「綺麗なボディラインを作る秘密」があるのです。
ダイエット(使用カロリー>摂取カロリー)では筋肉は減少傾向にある
まず前提として、筋肉はいくら栄養を摂っても使わなければ増えることはありません。プロテイン(たんぱく質)を飲んでも運動しなければ筋肉がつかないことと同じです。
そして運動や生活を通して使わなければ、摂取カロリーが少なければ、筋肉はエネルギー源として徐々に失われていくものです。特に40代以降は加齢により顕著に失われていきます。
元々筋量が有り、少し減ったところで人並にはあるという方はまだ良いですが、筋量が少ない方が食事のみのダイエットを行うと生涯に渡って体を支え、動かし、自立した生活を支えてくれる筋肉を失っていくことになり、本来は健康になるためのダイエットが、健康寿命を低下させるダイエットになりかねないのです。
また管理栄養士さんにお願いして徹底的に食事コントロールをすれば、低栄養によって起こる筋肉の減少は最小限に食い止めることは出来ますが、運動不足や加齢による筋肉の減少は防ぐことはできません。(高齢になっても適度な筋トレを行うことで、筋肉は肥大するということが知られています)
食事で劇的に痩せた人、本当に美しくなっていますか?
食事コントロールでダイエットに成功した人に対し「痩せた」と感じることは多いですが、痩せたことと引き換えに頬がコケて、二の腕も細くなったけど皮と脂肪でプヨプヨしていて、全体的に張りがなく不健康な感じになってしまった方っていらっしゃいますよね?
少なくとも、運動で健康的に痩せた方と比べて、肌の引き締まり方が違うのではないでしょうか。
食事のみのダイエットで身体が引き締まるは嘘!
身体が引き締まるという生理現象はありません。身体が引き締まって見えるだけです。その引き締まって見える正体は筋肉にあります。痩せるだけで美しい体は得られません!
皮下脂肪が薄くなり、下層にある筋肉の凹凸があらわになることでシルエットに抑揚ができ、身体が引き締まって見えるのです。
きれいなモデルさんの肩周りを見てみてください。肩と上腕(肘から上)の境にうっすら斜めのラインが入っています。
腕全体が一本の棒のように見えるよりも、肩と腕の間にラインが入り抑揚ができることで腕が引き締まってシャープに見えます。
つまり下層にある筋肉がある程度発達し、張りのある状態が保てていないと身体のラインが出ず、引き締まって見ません。
先ほど筋肉は使わなければつけることが出来ないと書きました。ボディラインは筋肉が作り出すものです。ですから、本当の意味で綺麗な身体になるためには、筋肉をつけるような運動が必要なんですね!
健康面でどうしても痩せなければならないという方も、綺麗になりたいから、カッコ良くなりたいからダイエットしたいという方も、痩せることは、あくまでも過程であり最終到達点ではありません。
運動を取り入れ、適度に食事をコントロールし、健康的で美しい体を手に入れてみませんか?