筋肉は道具でしかない
お客様からカウンセリング時に良く言われることがあります
●姿勢が悪いので筋肉をつけたい
●お腹が弛んでいるから筋肉をつけたい
●筋肉を付けて引き締まったカラダを作りたい
●筋肉を付けてキレイなボディラインになりたい
●膝や腰が痛いから筋肉をつけたい
●病院の先生から筋肉を付けたほうが良いと言われた
●筋肉が付けば太らなくなるって聞きました
●筋肉を付けてスポーツパフォーマンスを上げたい
筋肉はあくまでも道具
筋肉は簡単に例えるならば「ゴム」です。伸びた状態から縮むことで力を発揮します。
人間のカラダは全身をゴム(筋肉)に覆われていて、立つ・座る・歩く・物を持ち上げるといった動作をすると「ある部分のゴムは縮み、ある部分は伸びる」といったことが起こります。試しに肘を曲げると、力こぶの筋肉はギュッと縮んで二の腕の筋肉は伸びることが体感できますので試してみてください。
人間のカラダは「伸びた状態と縮んだ状態のゴムのバランス」によって自動的に姿勢を保持したり動作を行ったりしている反面、悪い姿勢やゴムに負担をかける動作、その人のクセ(必ず右足を上にして組むなど)によって容易に崩されていきます。
そして、このようなことが起こる理由はゴムのパワーが少ないことよりも、「ゴムの使い方が間違っている」「ゴムに負担をかけるような姿勢やクセをとっている」ことの方が強い理由だったりもします。
ではこの記事を読んでくださっている皆さん、ちょっと想像してみてください。
●姿勢が悪いのでゴムを付けたい
●ゴムを付けて引き締まったカラダを作りたい
●ゴムを付けてスポーツパフォーマンスを上げたい
これら全て、本来はゴムの強化よりもゴムの使い方が大事なのに「ゴムの強化」だけに囚われて解決できるでしょうか?
どんなに強いゴムを買ってきても、使い方や使い所が悪かったら真価を発揮出来ないですよね?
このことは例えるならば、料理を全くしたことがない人が「最高に切れる包丁を買いました!これさえあれば美味しいご飯が作れるんですよね?味付けなんて何とかなっちゃいますよね?」と言っているようなものです。
リンケージが筋トレよりも先に、姿勢や動作の改善を唱えているのは上記のような理由があるからです。
筋肉はただの道具にすぎません。大切なことはその道具の真価を発揮させるのは「紛れもないあなた自身」つまり、筋肉が効果を発揮するためには「つけた筋肉、もしくは今ついている筋肉を上手に使えるようになること」がとても重要です!
キレイなカラダ(キレイに見える筋肉のつき方をしているカラダ)は正しい姿勢や正しい動作といった「機能美」から出来ています。まずはカラダを上手に使えるように練習してください。そしてその後に筋トレを行うことで、ボディメイクに必要な筋肉に刺激が入り、結果としてキレイなカラダが作られるという事を忘れないでくださいね!
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